2017年9月20日水曜日

ネパールヒマラヤ、リルン氷河の変動の論文がでましたー

Quaternary Internationalにてネパールヒマラヤ、リルン氷河の変動の論文がでました。
2008年の現地観測データと各種のリモートセンシングデータをまとめたものです。時間がかかってしまいました…。

Elsevier系での論文は初めてだったのですが、科研費ゼロの身としては出版料がタダなのは助かりました。(本当はオープンアクセスにしたかったけれども…)

ただ正式出版後50日間(2017/11/08まで)は論文が無料でダウンロードできるとのことですので、もしよろしければ以下のリンクからダウンロードしてください。

https://authors.elsevier.com/a/1VlBj3ic-F8L7F


2017年1月19日木曜日

GMTによる散布図作成の基礎

GMTというと地図作成ソフトで知られますが、普通のグラフも作ることができます。
今日は簡単な散布図作成につい紹介します。

GMTのインストールは既に完了しているものとします。


1. ファイルの説明

以下のファイルをダウンロードして同じフォルダにおきます。


sample_xy.sh はGMTのコマンドが並べられたシェルスクリプトで、メモ帳などのエディタで開くことができます。ただし改行コードがUnix(LF)となっているためWindowsのメモ帳では1行に表示されてしまいます。メモ帳ではなくNotepad++などの正しく様々な改行コードを認識できるエディタを使うことを進めます。

data1.csv、data2.csv は適当に作成した2変数のスペース区切りデータで、以下のような内容です。
0 1000
-5 900
-18 800
-14 700
-15 600


2. GMTコマンドの説明

sample_xy.shの中身は以下のとおりです。

順番に説明をすると、
1行目はシェルスクリプト(bash)のおまじない※無くても良い

4行目はグラフの枠とdata1.csvのプロット、それぞれのオプションの意味は
-Jはグラフの横と縦の長さ、縦をマイナスにすると数値の大小が逆向きになる。
-Rは値の範囲、X軸は-30から30、Y軸は500から1000
-BxはX軸の目盛間隔とラベル
-ByはY軸の目盛間隔とラベル
3つめの-Bは目盛をふる側(WとSだけ大文字なので左と下の目盛をふる)とタイトル
-Wは線の太さと色(ここでは黒色)と種類(実線)
-Vはターミナルに情報表示
-Pはグラフの向きを縦に
-KはGMT描画コマンド(psxy,pscoast,psbasemapなど、psconvertは関係ない)が2つ以上の場合、最後のコマンド以外につける必要がある。「まだ続きがあるよ」という意味

6行目はdata2.csvのプロット、それぞれのオプションの意味は
-Jは2回目なので省略可能
-Rも2回目なので省略可能
-Wで線の太さと色(ここでは赤色)と種類(破線)
-Vはターミナルに情報表示
-Pはグラフの向きを縦に
-OはGMT描画コマンド(psxy,pscoast,psbasemapなど、psconvertは関係ない)が2つ以上の場合、最初のコマンド以外につける必要がある。「前のコマンドの続きだよ」という意味
-Kは先程と同じく「まだ続きがあるよ」という意味

8-14行目で凡例の指定

17行目でpsファイルをPDFファイルに変換
18行目でpsファイルをPNGファイルに変換


3. 実行
ファイルのある場所に移動してから、
bash sample_xy.sh

とターミナルにコマンドを入力します。
sample_xy.shをテキストエディタで開いて一行一行ターミナルにコピペしてもできますが、上のようにコマンドを入力したほうが簡単です。


出来上がったグラフはこんな感じ




※2017/1/21 線の種類指定の追加と凡例のプロットを追加
※2017/2/6 ℃記号を修正しました(^_^;)。